浮気調査興信所の金額!騙されない基本的な4つの考え方
疑問だらけの金額。
私が最初に興信所に相談に行ったのは3年ほど前だ。
その時面談したいくつかの興信所が提示してきた見積もりが「?」ばかりで、自分が騙されているのではと心配だった。
でもいくつか見積もりを見ているとある4つの法則に気が付いたのだ。
そして結局見積もりで見るべきところは決まっていて、実はシンプルであると確信をした。
①調査員2名で1時間の金額を見る
それぞれの興信所が異なった料金体系を持っている。
20時間でいくらとパッケージで用意しているところもあれば、成果報酬を提示しているところもある。
(※料金体系の詳細→「浮気調査相場は?探偵事務所の3つのおすすめ料金体系」)
これだけ料金体系があるから混乱をしてしまう。
だから基準を持って目の前の金額が高いのか安いのかを冷静に見ないといけないのだ。
その基準とは・・・
調査員2~3名で1時間あたりの金額を見る
である。
調査員2~3名の理由
調査員が2~3名の理由は、一般的な浮気調査の場合は大抵2~3名が必要な人員数となるからだ。
基本的なことだが1名だと尾行はできない。
トイレに行きたくなったときに対象を見失う、運転をしながら追跡が一人では難しい、相手に顔を覚えられるなどが理由だ。
そのため最低でも2~3名は必要になる。
逆に4名以上になると今度はやや人員が多すぎる。
1人の浮気調査に4名も調査員がいると、何もすることがない人員が発生し無駄なコストとなるのだ。
3名で調査したときと4名で調査した時の調査の質にはほとんど差がないというデータもある。
2~3名で1時間あたりの費用を見ると、まずはその探偵事務所が法外な見積もりを出してきていないかが分かるのだ。
相場を知っておく
あとは、2~3名で1時間の平均的な費用が分かれば見積もりとの比較ができるようになる。
東京都調査業協会が2005年に都内の業者に調査した際のデータでは、90パーセント以上の探偵事務所と興信所が10,000~25,000円を提示している(2名分)。
データは少し古いが現在もこの業界の金額は大きく変わっていないので参考にできる。
もしも2~3名で1時間の費用がこの10,000~25,000円を大きく超えるようであればその探偵事務所は要注意だ。
※相場について詳しくは「浮気調査費用の相場と悪徳業者を見分ける3つの方法」を読んでみてほしい。
②追加費用に注意する
ただし、これは人員にかかる費用のみの話をしている。
興信所に依頼することで、他にも下記のような費用が別途かかってくる場合があるので注意をしてほしい。
交通費・・・対象者の調査にかかった交通費やガソリン代。
飲食代・・・対象者の尾行中に寄ったカフェやレストランの費用。
宿泊代・・・ラブホやシティホテルで対象者の横の部屋などを調査のために押さえた費用
機材代・・・カメラなどの設備代。
報告書作成代・・・調査報告書作成にかかる費用。
他にも深夜まで調査が続いた場合の深夜料金などもあるので、このあたりは事前に発生するのかを面談で確認しておいた方が無難だ。
③最低調査時間について知る
気をつけなくてはいけないのは最低調査時間だ。
A社とB社があって、どちらも1時間あたりの調査費用が2名で15,000円としよう。
ところが、A社の最低調査時間が3時間、B社が6時間とする場合、3時間のみの調査をした場合の金額は下記のように大きな違いが出てくる。
A社 3 × 15,000 = 45,000円
B社 6 × 15,000 = 90,000円
この最低調査時間については各社設定がまちまちなので十分に注意が必要になる。
④繰り上げ時間について知る
最後のポイントは繰り上げ時間だ。
繰り上げ時間とは調査が延長した場合、次に最低限必要な時間のことだ。
例えば、6時間の依頼をA社とB社にしたが30分延長してしまった場合の費用を想定してみよう。
今回もどちらも1時間あたりの調査費用が2名で15000円として、繰り上げ時間がA社は30分、B社が2時間だとすると
A社 6 × 15,000 +(15,000 / 2) = 97,500円
B社 6 × 15,000 +(15,000 × 2) = 120,000円
とこのように22,500円もの違いが出てきてしまうのだ。
まとめ
今回紹介した4つのポイントを忘れなければ、興信所に浮気調査を依頼する際にも混乱をしないで済むはずだ。
繰り返すが、ステップとしては下記の通りだ。
①2~3名が1時間調査した場合の費用を確認する。
②他にかかる資材費などの費用が無いかを確認する。
③最低調査時間と繰り上げ時間を確認する。
慣れてくるとまずは法外な興信所に騙されることはなくなる。
この記事で興信所との契約時に混乱がしない人が一人でも増えると幸いだ。