浮気調査を依頼!探偵と興信所で金額の違いはある?
何が違うの?
私が浮気調査を依頼しようと思ったのは2年前。
その時に感じた疑問は
「興信所と探偵って何が違うの?」ということだった。
特に気になったのは浮気調査の金額に差はあるのかと、どっちに依頼をしたほうが調査は成功しやすいのか、だ。
最終的に探偵に決めたが、その違いについて探偵事務所の人に何気なく聞いてみると、面白いことを教えてもらった。
探偵と興信所の違い
探偵事務所と浮気調査の違いはその歴史だ。
興信所はもともと、明治時代に殖産商業が盛んになってきたころに取引先の信用調査や与信調査を目的としてできた業種。
他にも法人登記簿や役員の面談を行うなどもしていた。
時代とともに信用情報以外にも、企業から依頼を受けて人事調査などを行うようになっていったが、基本的なスタンスとしては自身の身分を明かしている。
一方で探偵事務所の始まりは同時期の明治時代であったが、主な目的は個人の尾行や張り込みなどを伴う浮気調査や素行調査、行方不明者の探索などを主な業務として始まった。
端的に言えば、興信所はもともとは企業の案件を扱っていて、探偵事務所は個人の案件を主に扱っていた。
だが、時代の流れとともにこの二つの業態は区別をされなくなってきたのだ。
現代はどちらも同じ職業
現在では興信所が個人の結婚前調査を行ったり、探偵が企業の案件を扱うこともあるようになり、その境目が分かりづらくなってきた。
2007年に施行された業法では、興信所と探偵事務所の区分けをしておらず、業法の定める内容に従った業務をした場合は「探偵業者」としてみなされることになった。
つまり現在は興信所、探偵事務所で区分けはしておらず、あくまで業務の内容で決まるのだ。
興信所の数は昔に比べてかなり減ってきている一方で探偵事務所が増えてきているが、どちらも扱っている業務内容に大きな違いはないと捉えておくといいだろう。
なぜ「興信所」という名前を使うの?
これには諸説あるが、興信所という名前を使ったほうが社会的な信用度があるからと言われている。
とくに高齢の方にある傾向だが、「探偵」という名前を聞くと「怪しい」という感覚を持たれるが、「興信所」というと安心感を覚える人もいる。
また、もともと興信所出身の経営者は「〇〇興信所」という名前を付ける傾向にあるようだ。
特に業務上「興信所」という名前にしなくてはいけないなどの決まりはない。
興信所と探偵どちらが浮気調査に向いている?
もともと興信所は企業相手の業務を主にしていた歴史から、探偵事務所のほうが浮気調査の歴史は長い。
だが、必ずしも調査の腕前が探偵事務所のほうが勝っているということはない。
最新の設備をどれだけ導入しているか、社内での教育をどの程度しっかりと行っているかで腕前は変わる。
探偵や興信所というくくりで浮気調査のパートナーを選ぶのではなく、浮気調査の実績や面談をしてみて信用できそうかなどを基準に選ぶ方がいいそうだ。
※探偵の選び方は「浮気調査の探偵の選び方 10のコツ」を参考にしてほしい。
費用の違いは?
最後に費用の違いだが、興信所と探偵事務所で違いはあるのだろうか。
正解は「NO」だ。依頼の内容、依頼者の情報提供具合にもよるのでどっちが高くてどっちが安いということはない。
もはや現代は「興信所」と「探偵」をひとくくりに見てしまっても問題がないのだ。
浮気調査の料金を見る場合も「興信所」や「探偵」で見ようとするのではなく、調査員2名1時間でいくらになるのかという原則を守ってみると悪徳業者に騙されない。
※浮気調査の依頼の料金は「浮気調査興信所の金額!騙されない基本的な4つの考え方」を参考にすると、業者を選ぶ際の基準が分かる。
まとめ
結論を繰り返すが、探偵事務所に教えてもらった限り、興信所と探偵に違いはない。
浮気調査の料金や腕にも大きな差は無く、それぞれの案件によりけりなのだ。
私の場合は結局探偵事務所を選んだが、興信所にも2社面談に行った。
その際の事務所の雰囲気や人柄は何も変わらなかったのを覚えている。
「興信所」か「探偵」で選ぶのではなく、実績がきちんと出ていて、料金も相場範囲内で設定している良心的なところを選ぶのが一番と教えてもらった。