浮気調査の依頼とキャンセルにかかる費用の平均金額は?
費用は結局いくらなの?!
私は面談した探偵事務所の方に思い切って聞いてみた。
てっきり松、竹、梅のようなプランがあってそれぞれ一定の金額が決まっているものだと思っていた。
ところが聞いてみると、「ば、場合によりけりです」と私よりも若そうな男の探偵はタジタジになりながら言った。
夫の浮気で精神的に混乱していた私は
「どうして場合によりけりなのよ!」と食って掛かったが、冷静に理由を教えてくれるのであった。
目的別の浮気調査の平均的な料金
「〇〇さんの浮気調査の目的は何でしょうか。」
そう言われて私はハッとした。
まずは状況確認をしたいだけだったが、この先離婚をしたいのか、それとも復縁をしたいのかなど考えていなかったのだ。
それぞれの目的によってどのように費用が変わるのかを教えてくれた。
※ここでは調査員2名が1時間の調査で15000円で、1日あたり6時間の調査と仮定する。これは東京都の平均的な金額内である。
※そして車両代や交通費代など別途費用は試算に含めていない。
目的が復縁の場合
目的が離婚裁判での勝利ではなく、もう一度やり直すことが前提の場合。
こういう依頼が一番多いそうだが、何度言っても浮気の事実を認めない、浮気を止めない夫に対して行われる調査だ。
最終的な目的が法廷での勝利ではないので、ラブホテルの出入りなどの強力な証拠は不要で、事実を確かめるだけ。
そうなると比較的簡単な調査で事足りるので、必要な日数は4~5日程度になる。費用の見積もりとしては下記の通りだ。
15,000 × 6 × 5 = 450,000円
目的が離婚の場合
一方で目的が離婚が前提の場合、よほど強力な証拠が必要になる。
しっかりとした証拠がないと裁判を有利に進められないし、慰謝料の金額も変わってくる。
離婚裁判で効果のある証拠は「自分で浮気調査する方法!裁判で使える証拠と使えない証拠の違いは?」でも説明したが、複数日ラブホや浮気相手の家への出入りを撮った写真や動画が必要になる。
これを実現しようと思うと、最低でも2週間は見ておいた方がいいと言われる。
15,000 × 6 × 14 = 1,260,000円
目的が保留の場合
今後のことをまだ考えきれていな場合、とりあえず浮気をしているのか確かめたいという場合もある。
またほかにも熟年離婚を見越して、子供が成人したら、旦那が定年したらなどタイミングを見計らっている場合もある。
こういうタイプの場合は現状は簡易調査で十分とのことだった。当時、私もこのタイプに当てはまった。
そのため、復縁が目的のパターンと同じで、必要な日数は4~5日程度になる。費用の見積もりとしては下記の通りだ。
15,000 × 6 × 5 = 450,000円
相手の警戒心別 浮気調査にかかる日数
ここまで目的別で浮気調査にかかる日数と費用を見てきたが、旦那の警戒心の強さでもかかる日数は異なる。
もしも一度でも浮気を疑っていることを何かしらの形で夫にバレてしまっている場合は、それなりに警戒心が高いことが予測されるのだ。
警戒心が低い
職業も警察などではなく一般サラリーマンで、さらに浮気を疑われていることに気が付いていない場合は警戒心は低い。
私の旦那もこのタイプで、私に浮気を疑われていると思っていなかった。
大抵の男はここに当てはまるそうで、この場合は先ほど目的別浮気調査で紹介した日数通りで大抵調査は完了できるとのこと。
警戒心がそこそこある
もしも夫が「離婚をしてほしい」と言ってきている場合や、慰謝料などがそれなりになりそうな職業の旦那の場合は警戒心をそこそこ持っている。
頭がいい人になると、手帳にあえて怪しい印をつけていかにもこの日に浮気をしますと言った雰囲気を出しておいて、尾行されていないかや、奥さんの態度がいつも通りかなどを確認することもあるそうだ。
他にも、自分が浮気調査をされていないかを調査するために探偵に依頼するツワモノもいるそうだが、こういう場合は2~3週間かかると思って良いそうだ。
だが、これでもまだレベルは中なのだ。
警戒心が高い
浮気について前科持ちで以前すでに浮気調査をされた経験がある人や、警察官、弁護士そしてなにかしら探偵事務所や興信所とお付き合いのある職業の人の警戒心は比べものにはならない。
どのように探偵が浮気調査をするのか詳細に知っているので、想像以上に浮気調査は上手く進まない。
こういう人が調査対象となるととても骨が折れる。人員はベテランをそろえる必要があるし、適宜顔を覚えられないように人を変えないといけない。
この場合、最低でも1~2ヵ月は調査に時間がかかると思っておくべきだそうだ。
浮気調査のキャンセルにかかる違約金平均
最後に、浮気調査をキャンセルした場合の違約金についてだ。
私は慎重な性格のため、念のため違約金についても聞いてみたのだ。
その探偵事務所だけではなく、大体は下記の通りと教わった。
調査開始前
探偵事務所や興信所によってまちまちだが、大体10~30%程度のキャンセル料を取られるとのこと。
もしも50パーセントなど高額な違約金がかかる場合は悪徳業者の可能性もあるので、注意が必要だ。
調査前の違約金があまりにも高いところは契約をすべきか考えてみたほうがいいかもしれない。
調査開始後
調査開始後の場合は一日あたりの費用(諸経費込み)で計算され、残りのお金は返金となる場合が多いそうだ。
だが会社によっては一切返金はしないなどと言ってくる業者もある。
事前に調査開始後の返金についてのルールもどうなっているのかしっかりと確認をしたいところだ。
まとめ
ざっと私が聞いた浮気調査の依頼とキャンセルにかかる費用の話をした。
これから業者の選定などをする方は自分がまず何を目的に調査をしたいのか(離婚?復縁?保留?)をしっかりと考えることをおすすめする。
それからキャンセルした場合の返金についてもしっかりと確認をしておくと、後々トラブルが少なくていいだろう。